内 視 鏡 検 査
胃カメラ
内視鏡と呼ばれる細い管(スコープ)を口または鼻から入れ、食道から胃・十二指腸を検査します。
胃痛、胃の不快感、吐き気、胸焼け、食事が食べにくいなどの症状があり、逆流性食道炎や胃・十二指腸潰瘍などが疑われる場合に行います。また内視鏡で直接みることにより、粘膜の状態や炎症・潰瘍・ポリープ・癌などがあるかどうかも調べます。
胃・十二指腸潰瘍や胃がんは、ヘリコバクターピロリ菌感染も関連しているため、陽性例には除菌療法などを含めた治療も積極的に行っております。
胃がんなど、早期の場合、ほとんどが無症状です。しかし最近は、内視鏡的粘膜切除術(EMR)や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などの内視鏡治療も進歩しており、有症状の方はもちろんのこと無症状の方でも検査をお勧めしております。
※最新のOLYMPUS製内視鏡システム「EVIS LUCERA ELITE」を使用
▶胃カメラの検査を行う場合、経鼻(鼻から)・経口(口から)のいずれかを選択いただけます。
- 経口(口から)
- 鎮静剤を使用することによって、胃カメラを挿入されていることがわからない状態で検査を行います。検査終了後1,2時間程度ベッドで休んでいただいてから検査結果を説明いたします。
- 経鼻(鼻から)
- 胃カメラが細くなっており舌を触らずに胃カメラが挿入されることにより少し楽に検査が可能。鎮静剤を使用せずに検査を行います。検査後に早く帰宅されたい方におすすめです。
大腸カメラ
スコープを肛門から挿入し、直腸→S状結腸→下行結腸→横行結腸→上行結腸の順に一番奥の盲腸まで挿入します。次にスコープを抜きながら大腸の中を空気で膨らませて観察していきます。途中でポリープや腫瘍などが見つかった場合は、位置・大きさ・形状を確認し必要であれば一部組織を採取します。検査後お腹が張らないように二酸化炭素ガスを使用しています。
腸が長い便秘症の患者様や過去におなかの手術を経験されて腸の癒着がある患者様など痛みを強く感じる方は鎮静剤を使用して検査を行うこともできます。検査時間15~20分程度です。
超 音 波(エ コ ー )検 査
- 高機能・高画質のエコー検査器
- 当院の超音波検査機器は高機能・高画質です。超音波(人間の耳で聞こえる音よりも周波数が高い音)を用いて体の内部を観察する苦痛のない検査方法です。主に肝臓、膵臓、胆嚢、腎臓、脾臓を調べ、前立腺や婦人科的な観察も行います。 また頸部血管や甲状腺なども検査可能です。